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『里山の森を育てるクラブ-入門編-』を開催しました

 
 

  
 

奈良県では、森林をすべての県民で守り育てる意識を深めるため、夏休み期間を「山と森林の月間」に定め、県内各地で山や森林に親しむイベントを開催しています。

 

今回、校内に里山里池を持ち環境教育に取り組む本校に、県からの依頼があり『里山の森を育てるクラブ-入門編-』を開催することになりました。当日は近隣地域の小学生と保護者、1131名に参加していただきました。

 

講師に学校ビオトープの第一人者である和歌山大学システム工学部教授の養父志乃夫先生を迎え、里山が社会にもたらす影響などを児童にも分かりやすく説明していただきました。

 

そして校内の里山里池の探検と昆虫採集です。セミの抜け殻を探したり、トンボやカマキリ、カエルやカワエビなどを捕まえたり、子どもたちは大喜び。お父さんやお母さんも興奮気味でした。教室に戻り、里山で採取したマツボックリやヒイラギの葉などでリース作りにも挑戦しました。

 

最後は本校科学部生物班の生徒が里山で捕まえたカブトムシやクワガタムシの抽選会を行い、参加者全員に葉脈標本のしおりをプレゼントして閉会となりました。

 

保護者からは「近所の学校なのに校内にこんな山があるなんて知らなかった。小さい時に遊んだ記憶が甦りました」との声もあり、イベント進行を務めた澄川冬彦先生は「地域の人たちが本校に来る機会も少ないでしょうが、自然が豊富な学校として今後もこうした機会を作っていきたいです」と話してくれました。