中学校３年生の特別講義として、『第３回法学教室』が開催されました。

今回は、奈良学園卒業生でもある、５人の弁護士の先生を講師としてお招きし、『裁判員制度体験特別講座』を行いました。

生徒たちは４つのグループに分かれ、被告人が被害者に暴行を加えお金を奪った事件での裁判員を体験しました。
考えることのポイントは４つ。
１．検察側の出してきた証拠の真偽（暴行の証拠の真偽）
２．被告人の犯行の目的（お金目的の犯行だったのか？）
３．被告人の罪（強盗なのか恐喝なのか）？
４．被告人の罪に相当する刑
以上の事を１．から順番にディスカッションしながら検証し、最終的に被告人に科する刑を決めていきます。

弁護士の先生の巧みなリードもあり、１つ１つのポイントについて十分に話し合いながらも、最終的には多数決で決定していくという、裁判員制度をリアルに体験。
さらに同じ情報しか与えられていないにもかかわらず、人によって観点が違うこと、それにより新たに自分の意見が生まれていくという過程も経験し、その上刑法に対する知識も習得できた、有意義で実りの多い講義内容でした。