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第6回大学サイエンス出前講義を開きました

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12月15日、第1体育館で、高校1・2年生を対象に、「第6回大学サイエンス出前講義」を開きました。本校の13期生で東京大学生産技術研究所助教の谷川竜一氏を講師に迎え、「都市と建築から読み解き、構想するコミュニケーション―わたしの20年の旅から、これから始まるあなたの旅へ―」をテーマに講演していただきました。

谷川氏はアジアの近現代都市史と建築史を専門とされ、調査に出かけた様々な場所での体験談を中心に話をされました。建築と一言で表現しても、地域に住む人々の営みが理解できてこそ存在するため、それぞれの歴史が必要と強調。そして、建築からその時代や社会、文化、政治、経済を分析することが建築史という学問だと紹介されました。

谷川先生は、高校時代の恩師から勧められた1冊の本をきっかけに建築の道を歩みだしたそうです。建物のある場所及びその建物と長く深い関係を結んできた人々の存在を通して、人生や人間社会の在り方を考える大切さを伝え、「必ずしも、ニューヨークに出かけてビジネスをすることだけが成功とは思いません。営みの価値や意義を見抜けるようになってほしい」と語って締めくくられました。