恒例の第25回「矢田山縦走」を行い、生徒たちは矢田丘陵の自然の中を縦走する尾根道を、全力で駆け抜けました。コースは学校を発着地にして、松尾寺から矢田峠を走り抜け矢田山遊びの森で折り返すと、矢田寺、国見台を経由して再び松尾寺へ戻り、学校まで急な坂道を駈け下る約12キロです。

時折、雪が舞う中、多くの保護者の皆さんの声援を受けながら、中学1年生から高校2年生までの生徒たちが、学年ごとに時間差でスタートしました。途中、松尾寺までの急な上り道で「厳しい」と言う生徒が多かったものの、個々のペースで完走を目指して走りました。中には、自然道でころんだり、急な下り坂で足を滑らせたりした生徒もいましたが、大きな怪我もなく無事に走り終えました。走った後は、生徒たちは育友会の方々に作っていただいた温かい豚汁とおにぎりをおいしくいただき、今年の矢田山縦走を終えました。

トップの記録でゴールしたのは、今年も陸上部員でした。1位の西岡真司君（高校2年）は52分53秒、2位の吉村雄一朗君（高校1年）は53分10秒という好タイムでした。西岡君は「後輩に負けられないという思いで走りました」、吉村君は「昨年は勢いが余って途中でこけたので、今年はそのリベンジと、自分の限界を越えようと全力で走りました」とそれぞれ話していました。