ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

近畿大学原子力研究所へ学外サイエンス学習に行きました

  • 近畿大学原子力研究所へ学外サイエンス学習に行きました
  • 近畿大学原子力研究所へ学外サイエンス学習に行きました
  • 近畿大学原子力研究所へ学外サイエンス学習に行きました
  • 近畿大学原子力研究所へ学外サイエンス学習に行きました

6月27日(木)午後、高校1年生38名が近畿大学原子力研究所へ学外サイエンス学習に行きました。

まず、研究所の若林源一郎先生による講義を拝聴し、放射線の基礎知識や線量計の使い方などについて学びました。そして実際に、クリスタルガラス・御影石・乾燥コンブ・湯の花・肥料といった身近な試料のβ線計数率の測定と大学構内のγ線線量率の測定を行いました。生徒達は、身近な物からも放射線が出ていること、普段の生活環境内でも自然放射線にさらされていることなど、計測実習を通して実感することができました。
     
実習の後は、原子力に関する研究・教育を目的とする原子炉「UTR-KINKI」を見学させていただきました。厳しいセキュリティチェックを経て、生徒達は緊張した面持ちで原子炉が設置されている場所へと入りました。そこでは研究所の堀口哲男先生が、核分裂反応のしくみ、UTR-KINKIのしくみ、燃料棒のしくみ、制御棒のしくみなど、パネルや模型を用いてわかりやすく説明して下さいました。また、実際に原子炉の上にまで上がらせていただくという貴重な体験もさせていただきました。生徒達は、初めて目にする原子炉に驚きながら、堀口先生のお話に熱心に耳を傾けていました。

今回の研修で、生徒達は放射線や原子力に関する知識や理解を深めるとともに、原子炉を実際に見るという貴重で有意義な体験をすることができました。