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高校1年生学外サイエンス学習~神戸大学理学部

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9月30日、高校1年のA,B,Cクラス63名が神戸大学理学部に学外サイエンス学習に行きました。

まず、樋口 保成先生の「ランダムネスの起源」についての講義を受講しました。予測できない事について、研究を積み重ねれば予測の精度があがる事もありますが、本当に「デタラメ」におこるように見えることも多くあり、このようなことがなぜおこりうるのかということについての研究の歴史を学びました。待ち行列の理論など難しい数学の理論が日常生活にも活かされていることも分かり、数学の奥深さを感じたようです。

次に、乙藤 洋一郎先生の「日本は二本(日本列島の形成史)」についての講義を受講しました。日本列島の形成史を古地磁気学と年代学の組み合わせで試行錯誤しながら明らかにされてきた研究の歴史とその研究の舞台裏なども教えていただきました。研究の結論は「日本はアジア大陸の縁辺部にいた。日本は日本海が出来た1500万年前に大陸からチギレた。日本は二本であった。」というものでしたが、その証拠には治虫やメダカ系統が関わり、いろいろな分野の知識が融合されて研究がおこなわれていることを学んだようです。

いずれの講義も模擬講義として大学1年生に対するものとほぼ同じレベルでしていただいたため、少し難しく感じることもあったようですが、研究の面白さや奥深さなど大学での勉強を楽しみに思える経験をしたように思います。