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学外サイエンス研修 奈良県立橿原考古学研究所

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10月7日(月)に引き続き、11月18日(月)の午後、高校1年生20名が県立橿原考古学研究所で学外サイエンス学習を行いました。

まず、主任研究員 奥山 誠義 先生の「保存科学」に関するご講義「文化財と保存科学~過去を探り遺すための科学~」を受講しましたが、ご講義の中で、1300年前の出土木材を直接手に取らせていただくなど、実物に触れることでその感触を確かめることができ、生徒にとって印象深い体験となりました。

後半の研究所内見学は、総括研究員 吉村 和昭 先生にご案内いただき、遺物収蔵庫や図書室、保存科学棟などを見学しましたが、なんといっても生徒達が感激したのが整理作業室での遺物の修復作業見学でした。生徒達は、遺物へのラベル転写や石膏を使った土器の修復作業を食い入るように見つめていました。また、吉村先生のご専門の3次元レーザー計測を利用した、古代の甲冑の3D復元も、その精度の高さに驚かされました。

文系分野と思っていた「考古学」の世界が、いかに最新の科学的知見で支えられているかを知ることができ、生徒達にとって意義深い学習になりました。