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平成25年度奈良学園高等学校SSH研究発表会を開催しました

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 文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH,平成24年度)の指定を受けた本校は、2年目の活動を報告する「平成25年度奈良学園高等学校SSH研究発表会」を、奈良県文化会館小ホールで開催しました。

 発表会は、基調講演と生徒による研究発表の2部構成で行い、基調講演には、京都大学大学院地球環境学堂の柴田昌三教授を講師にお招きして、「フィールド研究を通して未知の世界を覗く―探検大学・京都大学の研究者が行っている竹開花に関する生理・生態の追究―」をテーマに講演していただきました。

 柴田教授は自身が竹に魅了されて、研究することになった動機や、開花周期の長い竹のうちメロカンナという竹に着目し、仮説を立て調査し検証した結果から、生徒にフィールドワークの重要性と、体力、知識、洞察力、経験、修業を積む大切さを伝えてくださいました。

 続いて、生徒が取り組んだ研究の中から選ばれた4本の発表と、研修報告として「SSHベトナム海外サイエンス研修」の報告を行いました。

 発表された研究は、高校2年生の理科課題研究から「海洋細菌の海域別調査―海洋ビブリオ属細菌の培養―」と「奈良学園校内地下探査」の2本、SS研究チームによる研究から「奈良県レッドデータリスト絶滅危惧種ニホンアカガエルの生態学的研究」と「福島市内における経年変化について―放射線量と人の心の両面から探る―」の2本でした。それぞれ研究の動機や研究方法、結果および考察について、調査活動して得たデータや資料の比較などを交えて発表し、興味深い内容となりました。各発表の後、生徒からの熱心な質問や、ご来場いただいた先生方から貴重なアドバイスをいただきました。

 最後に、独立行政法人科学技術振興機構理数学習支援センター副センター長の植木勉様と、奈良県地域振興部教育振興課教育振興・私学係主査の永井工仁様からご講評をいただき、仮説を立てて検証する研究の基本ができていたことや、"オール奈良学園"で取り組んだことなどを評価していただきました。

 本校と同じようにSSH事業に取り組む北海道や静岡、徳島の高校の先生方、本校のSSH事業にご尽力ご協力いただいている多くの大学の先生方、そして、ご来場いただいた、保護者の皆様に感謝申し上げます。