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中2対象 公民特別講座を行いました

  • 中2対象 公民特別講座を行いました
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中学2年生を対象に公民特別講座を行いました。これは基礎的な法律知識や法的思考能力を習得し、司法の仕組みや重要さを学ぶことで、自身で考え、ルール作りに参加できる能力を養うことを目的としており、今年で2回目です。

今回は、奈良県司法書士会から池永輪香子氏、湊元敏男氏、西山弓子氏、前田道利氏をお招きし、「契約書を作ろう」をテーマにペット売買契約書をグループごとに作成しました。まずは生徒が売主と買主に分かれて取引し、契約書に代金や支払い方法などを記入、署名、捺印を行った後、契約書のポイントや注意点を教えていただきました。

契約とは、売主と買主それぞれに権利と義務が発生するもので、申込みと承諾が合致した時点で契約が成立することを学びました。スーパーで買い物をした時などの日常でも、契約書を作っていないだけで実は契約を結んでいるということを知り、生徒らは驚いた様子を見せていました。

契約書で注意すべきこととして、署名することは契約書の内容をすべて認めたことになること、一旦成立した契約は一方的に取り消すことはできないことが挙げられ、講師らは契約をする際は慎重に、内容に納得してから署名を記入すること、はんこの貸し借りは絶対に行わないことが重要だと述べられました。これらを踏まえ、生徒らは六法全書を引きながら、実際に作ってみた契約書にほかに読み方がなく、明確であるかどうかを確認しました。

最後に、講師の方々に司法書士とはどんな職業なのかをご説明いただき、質問にも丁寧に答えていただきました。受講した生徒からは「簡単にハンコを押したらだめなんだと、とても勉強になりました」「なんとなくトラブルを防ぐためとしか知りませんでしたが、わかりやすい説明で契約書のことを深く知ることができました」といった感想が聞かれ、司法は身近であり、社会生活を円滑に営むために重要な存在であるいう理解をより深めたようでした。