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法学教室を開催(中3)

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7月28・29日の2日間、中学3年生が2グループに分かれ、公民の授業を活用して法学教室を開催しました。

アドバイザーとして招いたのは、本校卒業生である宮坂光行、藤木秀行、藤澤頼人、松井和弘の各弁護士、奈良地方検察庁葛城支部長・後藤信宏検事の5名。検事、弁護士の双方が参加する貴重な学びの機会となりました。
生徒たちはそれぞれが裁判員となって模擬裁判を体験。実践的な裁判員裁判を通して活気ある授業となりました。

最初に全員で刑事裁判の流れをDVDにて視聴。
その後班に分かれ、アドバイザーの進行に基づいて評議が進められました。争点は被告人の殺意の有無、正当防衛が成立するのかどうかの2点です。
各自がどう考えるのか、なぜそう考えるのかという根拠を述べ合い、みんなで事実をしっかりと検討。各班ともに活発な議論が繰り広げられました。

それぞれの班で結論を導き出し、最終的には前日に模擬裁判の授業を終えた班も加わって全グループが判決を発表。各班が考える結論と根拠を述べました。
生徒たちは具体的な事案を通して刑事裁判の大原則を学ぶと同時に、評議を通して人を裁くという責任の重さを実感している様子でした。

この後質疑応答を実施。生徒たちの質問について、法曹界の現場で働く先輩方が丁寧に応えてくれました。
一方で先輩方も口々に今日の感想を述べ、予想以上にみんなが論理的に考え、議論を深めていく姿に感心した様子でした。これを機に社会の問題や法律に興味を持ち、自分が裁判員に選ばれた時にはぜひこの経験を生かして欲しいと語られました。