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第1回環境研修を実施(中1)

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中学1年生とその保護者を対象に「持続可能な循環型社会の仕組み」を体験的に学ぶ「第1回環境研修」を、7月30日(土)に実施しました。研修は講演と里山での実地体験の2部構成となっており、この取り組みは、中学・高校を通して実施する環境研修の一環として行っているものです。

今年も、昨年と同じく和歌山大学システム工学部教授の養父志乃夫先生を講師にお迎えし、「学ぼう 発見しよう 里山づくり」をテーマに、生態系物質の循環について講演していただきました。

この講演では、日本の自然体系を守る上で日本の里山が担ってきた重要な役割などの紹介を通して、食糧自給率や地球温暖化の現状、絶滅危惧種の問題といった多彩な環境問題にも触れ、それらの問題を解決するための様々な取り組みの重要性などについてお話しくださいました。
そして、「自然の大切さを五感で感じ学ぶことができる素晴らしい環境の中で学んでいるのですから、里山の活用や循環型社会の構築などの環境問題について考えるきっかけとしてください」と訴えられました。

続いて生徒たちは、クラス別に分かれて、校地内の里山へ向かいました。
里山では、後輩の指導育成のために本校の卒業生で組織する「矢田の丘里山支援チーム」によるTA(ティーチングアシスタント)などが各要所に立ち、棚田では昆虫採取や『ナラ枯れ』など里山で起きている問題を確かめ、山中では食べられる植物採取とその名称を確認。また、ため池と水の営みについて学び、さらに、グラウンド周辺ではホタルが生息するための環境作りとしての土嚢作りなどを行いました。一方、保護者の方々も、教員やTAの案内で里山の様子や、生徒たちの作業する姿を見学していただきました。

参加した生徒は、「里山を実際に歩いてみて、その素晴らしさを実感できました」といった声が聞かれました。また保護者の方からは「里山という身近な存在を通して、地球全体のグローバルな環境問題を考えることができました」「学校内でホタルが飛ぶところを、実際に見てみたいと思いました」といった感想をいただきました。