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第3回SS出前講義「運動と学業成績との関連」を開催

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7月29日(金)の午後、大阪教育大学から宍戸隆之先生をお招きして、第3回SS出前講義「運動と学業成績との関連」を実施しました。高1、高2生徒の希望者75名が受講しました。

ご講義では、まず初めに、大学院での研究に至る先生のご経歴、さらには、在外研究時の体験談や日本と異なるアメリカの研究室事情など、興味深いお話を、写真を交えて紹介してくださいました。

引き続き本題に入り、学習は神経細胞の働きを強化することで行われると指摘され、学習を支える意味記憶、エピソード記憶、手順記憶などについて、その記憶強化のメカニズムを解説されました。忘れることは当たり前のことであり、反芻行為などにより一時記憶の長期記憶化が図られていると述べられ、学習において同じことを繰り返すことの重要性を強調されました。また、有酸素運動後に脳の認知機能が高まることを紹介され、さらに、光の刺激と睡眠や体内時計との関係、運動後すぐの食事の重要性について述べられて、「運動―食事―学習―睡眠」という理想的な生活習慣のあり方を提示してくださいました。

お話の内容が生徒たちの日々の生活に直接結びついたものであり、興味深いご講義でした。先生のお子様の高校生活を実例として紹介いただき、生徒たちは大いに触発され、自らの生活を見直す好機となりました。