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第2回環境研修を実施しました(中1)

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 2月3日(金)、中学1年生を対象とした第2回目の環境研修を実施しました。
 この日は、各クラスでグループに分かれ、校内にある風力発電装置の見学と、菌類の学習としてシイタケ菌の植菌を行いました。今回も講師に和歌山大学・システム工学部の養父志乃夫教授をお迎えし、TA(ティーチングアシスタント)としてSSHの先輩や本校の卒業生がサポートにあたりました。

 まず養父教授が環境研修の目的を説明され、シイタケ菌を植え付ける実際の榾木(ほだぎ)を見せながら、物質循環についてお話されました。木は人間が輩出するCO2で光合成を行い、シイタケはその木から養分を吸収。成長したシイタケを人間が食べるという生態系の循環をシイタケ栽培の体験を通して学び、今後5年間観察します。講義の後、裏山にある「森の教室」へ移動し、それぞれが自分の榾木にネームタグを打ち込み、シイタケ菌を植菌。木の重さを計って、シイタケの栽培によって今後木の重量がどのように変化していくかも観察していきます。
 風力発電の見学では電磁誘導を利用した風力発電のしくみについて学習。実際に風力エネルギーの数値を観測し、先生やTAが発電に必要な風力の目安などを解説しました。また風力発電のメリットにも触れ、火力発電のように地球温暖化の原因となるCO2を発生しないこと、原子力発電のように災害時のリスクを伴わないことなども説明。生徒たちは身近にある風力発電に触れ、再生可能エネルギーについて興味を持つきっかけを得たようでした。