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つくばで福島調査の研究成果をポスター発表してきました!

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 去る3月14日(火)~16日(木)に茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)で開催された第18回「環境放射能」研究大会で本校のSS研究チーム(放射線研究グループ)の高1生の2名がポスター発表をしてきました。
 この大会は、KEK放射線科学センターと日本放射化学会α放射体・環境放射能分科会が主催し、日本原子力学会保健物理・環境科学部会、日本放射線影響学会、日本放射線安全管理学会の共催で開催され、東電福島第1原発事故後の福島各地での計測調査結果が多数発表される放射線専門の研究者が集われる研究大会でした。本校の生徒たちは2011年から毎年この研究大会で発表を重ねてきました。
 生徒たちは先輩たちから原発事故後の福島での現地調査を受け継ぎ、今年は、福島市内の渡利地区を中心とした阿武隈川河川敷で見られたこの5年間の空間線量率の経年変化をポスター発表しました。阿武隈川周辺について、先輩たちのデータと自分たちが実際に計測してきたデータを総括して、河川敷、遊歩道、隣接する住宅地の3エリアに分類し、それぞれのエリア平均を定量的に比較することで、空間線量率の低減の傾向とその理由の考察をモデル化して報告してきました。
 全ての発表の中で高校生は本校だけでしたので、実に多くの研究者の皆さんが聴きに来てくださり、多くのアドバイスやご指摘を具体的に頂戴しました。今回は会期中の連日のポスター発表ということもあり、毎日緊張して発表会場に入りましたが、実に多くの研究者のかたからコメントをいただく貴重な機会となり、今後の生徒たちの研究に大きなヒントをいただくことができました。