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第3回 SS出前講義 「衛生学・公衆衛生学の視点から考える健康とは」を開催しました

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 11月13日、大阪教育大学 永井由美子先生をお迎えし、第3回目となるSS出前講義「衛生学・公衆衛生学の視点から考える健康とは」を開催しました。
 まず、先生の専門分野である、衛生学と公衆衛生学の基礎知識について学んだ後、身近な「健康」についての話にシフトしました。
 「世界では、1986年にWHO(世界保健機関)によって、健康づくりについての憲章「健康づくりのためのオタワ憲章」が作成されましたが、日本でも「健康日本21」という健康に対しての目標値を設けて取り組みを行っています。また、子どもの健康について近年問題になっているのが化学物質の問題です。メガネや机などの身近なものに使われている化学物質が健康に影響を与えているのではないかともいわれており、エコチル調査という子どもを対象にした調査もしております。」
 その後、流行語にもノミネートされた「人生100年時代」という寿命についての話になり、現在100歳以上の方が日本で6万7千人もいらっしゃるという事実に驚きの声が上がりました。寿命が延びる一方、健康寿命との差が男性で6~7年、女性で11~12年と70歳を越えると行動を制限される時期が長く、この差を縮めていくことがこれからの課題となっているとのお話でした。
 身近なのに馴染みの薄い衛生学の世界に触れ、当たり前に恵まれた環境で生活出来ているということを感じた生徒も多かったのではないでしょうか。大学に入れば1回生、2回生の時に勉強しますので、再びお会いできることを楽しみにしています、との先生のお言葉で第3回出前講義は終了しました。