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SS基礎「学外サイエンス学習」で京都府立大学生命環境学部附属農場へ行きました

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 11月9日(木)の午後、高校1年生35名の生徒が、京都府相楽郡精華町の京都府立大学生命環境学部附属農場に出向き、農学生命科学科植物生産科学コース野菜花卉園芸学研究室の寺林敏教授のご講義を拝聴し、その後、農場を見学させていただきました。
 寺林先生には「養液栽培と植物工場」という内容でご講義いただき、養液栽培の先進国であるオランダの農業事情や、省力化や軽作業化において日本の農業でもイチゴやトマトの栽培などに利用されていることなどを学びました。また、長所が多い反面、初期投資の負担の大きさや作物の病気が蔓延しやすいことなど、注意をしなければならない点もあるという説明も受けました。また、植物工場については、これまで農業とは直接関わりの無かった企業が参入していることや、腎臓に疾患をもつ人でも負担が少なく口にできる低カリウムの作物や、レストランなどでも安心して提供できる異物が混入しない作物を作れることなど、従来の農業では対応できなかった需要にも応えることができると学びました。
 ご講義のあと、果樹圃場や温室などを見学させていただきました。果樹圃場では技官の方から栽培技術に関する説明を受け、リンゴやブドウを枝からもいで実際に試食させていただきました。温室では、講義の中でも触れられたロックウール温室にも入らせていただき、どのような施設で作物が育てられているのかを間近に見学することができました。講義や見学だけでなく、味覚も使うというこれまでになかった学外研修となり、農学に興味をもったという生徒の声も出ました。非常に有意義な機会を得ることができました。