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医学科志望生徒対象講演会の実施

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 2月3日(土)、本校3期卒業生で奈良県立医科大学中央内視鏡部(消化器・総合外科学)教授小山文一先生をお招きし、医学科志望の生徒を対象に今年度2回目の講義していただきました。
 講義の前半は、進路としての医学科への進学に関するお話でした。一生の仕事としての医師、各診療科の詳細な内容、様々な医師(病理医・医療政策者など)、医学科内での進路、国公立大や私立大の各校・防衛医大・産業医大・自治医大など他の医大の様子などを教えていただき、現役の医師しか知り得ないこともお話しいただきました。
 後半は、医学英語論文の読み取りに挑みました。まずは個人で1つの論文に取り組んで、内容に関して小山先生からの出題に答えました。
 小山先生は、医師には英語力が必要で、論文から情報を読み取ることの大切さをお伝えになりました。大学でも論文に関する授業があることを伺いました。英語論文は専門用語が多く難しいが同じ用語が繰り返し使用されて形式も論理的なので、慣れると読んでいけると励まされ、受講生たちは小山先生からヒントをいただきながら真剣に取り組んでいました。
 2本目の論文は、少人数のグループに分かれて、事例研究のディスカッションに入りました。1本目の肥満や高BMIの死因とは違い、2本目は胃のバイパス手術と糖尿病の型との関係の内容でした。背景・治験方法・結果・結論と読み解いて、小山先生の出題に答えようと班で話し合い、発表をしていました。
 小山先生からは、よく読み取れていると高評価してくださる場面もあり、英語論文への挑戦は初めてでしたが生徒達は意欲的に取り組んでいました。英語が読めるだけでなく書けたり発表できたりする重要性も小山先生から伝えられて、そのことを実感しているようでした。講義後も進路や仕事内容に関して小山先生への質問が絶えず、生徒の熱は冷めやらぬ様子でした。小山先生、お忙しい中を本当にありがとうございました。