ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

第2回SS出前講義を開催しました

  • 第2回SS出前講義を開催しました
  • 第2回SS出前講義を開催しました
  • 第2回SS出前講義を開催しました

 7月27日(金)、大教室にて第2回目のSS出前講義を開催しました。大阪教育大学から小西啓之先生をお招きし、「地球環境を観測する窓・南極観測―日本の南極観測隊に参加して―」と題した講義を行っていただきました。
 小西先生は約30年前とつい最近の2017年、合計2回、南極の地を訪れた経歴の持ち主です。都会で生まれ育ち、自然への憧れとともに南極への関心が高まり、北海道の大学に進学。向こうでは何人もの南極に行った人物に出会い刺激を受けたそうです。最初はそのような自己紹介から始まり、そのまま本題の南極観測の話に入りました。
 世界各国が注目した南極探検の歴史や、二酸化炭素の量やオゾンホールの計測など現地で行われてきた調査について説明した後、次は写真と映像で現地のリアルな様子を紹介してくださいました。厚い氷を砕氷しながら進む船、基地に到着した瞬間、ペンギンやオーロラ、ブリザードなど、珍しく、面白い風景に、生徒たちは見入りました。そして、先生が持参された南極の氷が各席に回され、生徒たちは間近で観察しました。最期は質疑応答の時間が設けられ、「南極の生活で困ることは?」「向こうではどんな娯楽を楽しみましたか?」など、現地に降り立った方だからこそ、聞きたい質問が飛び交いました。
 「自らの南極体験を写真や映像で説明していただいて、とてもわかりやすかったです」「氷に触れたのと、映像を見たことが面白かったです。氷の中に空気の細かい粒がたくさんあったのが、印象に残りました」と生徒たちの感想です。この日の参加者は、高1生が49名と高2生が16名でした。台風上陸前とはいえ、相変わらずの猛暑で汗ばむ日でしたが、楽しい南極の話や映像で涼しい気分を味わえたと思います。