９月２５日（火）、大教室にて高2生を対象とした外務省高校講座を実施しました。首席事務官の佐竹博厚氏に、「国際舞台で活躍するために～高校生のうちにやっておくべきこと～」と題したテーマで講演を行っていただきました。
　佐竹氏はまず、ご自身の経歴について述べた後、外務省の仕事内容を説明されました。海外にいる日本人のトラブル対応をはじめ、自国の製品の売り方を考えることや、現地の政治家との付き合いも仕事だと、わかりやすい言葉で話していただきました。そして、後半は実際に生徒たちが将来海外で活躍するために何を身につけるべきかというお話でした。様々なことに関心を抱いてそれを勉強する、地理や歴史など日本について学ぶ、また、人と会話をすることも大事です。生徒たちは真剣に耳を傾けました。最後の質疑応答では、生徒が北朝鮮の拉致問題と首相の訪朝について質問。丁寧に答えてくださいました。
　さらに、講演後の座談会には２３名の生徒が参加し、佐竹氏といろいろな話をさせていただきました。「日本が海外からどのように思われているかという話を聞けて面白かったです」「サミットはもっとかたいムードで進行すると思っていましたが、自由な空気で話し合うと聞いて、驚きました」と生徒たちの感想です。本講座は奈良県の高校では２校のみが対象です。そのうちの１校になることができて、大変、有意義な時間を過ごせたと思います。