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茶道部が夏期講習を行いました

 

 

奈良学園セミナーハウス「志賀直哉旧居」(奈良市)のお茶室で行われた茶道部の夏期講習に、部員11名が参加しました。

夏期講習は今年で2回目となり、秋の文化祭でのお点前の披露を目標としています。
まず、最初は浴衣姿の生徒たちがお茶室に入り、今井楢千代先生(裏千家)の指導で上級生がお点前を披露。亭主・客のそれぞれが、歩き方や席入りの仕方、お菓子のいただき方などの作法を教わりました。

普段の活動は学校の和室で行われるため、『茶室』体験は初めてという生徒もいて、静寂に包まれた茶席での稽古に神妙に取り組んでいました。

休憩をはさんで後半は、広い和室に移ってのお稽古です。文化祭では高校2年生が中心になってお点前を披露するため、通し稽古を行い、帛紗さばきや茶碗の拭き方など美しい所作を細かく指導していただきました。また、中学生は『点(たて)だし』のお稽古を上級生や顧問の先生の指導で行いました。

今井先生は「『極める』ということよりも、作法を学ぶことで女性らしい身のこなしを覚えておいてほしいと思います。必ず、将来役立つことがあると思います」と話され、また秋の文化祭で引退となる高校2年生は「茶席を仕切る側になるので、稽古を重ねて悔いのないようにしたい」と、決意を語ってくれました。

そして顧問の食満教諭は、「このようなお茶室での経験を重ねることで、『お茶を楽しむ心』を養ってほしいと思います」と話し、これからの生徒たちの成長が楽しみな講習となりました。