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日本ビオトープ管理士会の研修会が開かれました

 

 

“環境教育発信拠点校”を目指している本校で19日、日本ビオトープ管理士会の「平成22年度第3回研修会」が開かれました。「『寒い季節に熱くビオトープについて語る』第4章~次世代につなぐ里山の自然再生・生物多様性~」をタイトルに掲げて、里山の取り組みについて考えました。

冒頭に本校の野村利夫校長が挨拶して、本校で研修会が開かれることは大変喜ばしいと歓迎しました。さらに、理科離れが危惧されるのも、ペーパーだけで理科を理解させようとするから面白くないのであって、五感で学ぶことが大切だと語り、矢田丘陵のふもとに位置する本校では、自然を活かした教育活動に力を注いでいると紹介しました。

研修会は関西を中心に活躍する日本ビオトープ管理士をはじめ、各地域のNPO団体員ら約50人が参加し、基調講演と実習が行われました。基調講演では国営公園に誕生した里山と地域住民の関わりや、都市公園のビオトープを通した自然体験活動と、都心に住む人の自然に対する意識など、興味深い事例が紹介されました。実習は、学校林でシイタケの形成菌をホダ木に植えつけました。

また、本校の科学部生物班の中・高校生7人も参加して熱心に聴講し、廊下に生物班の活動を紹介するパネルと採取した昆虫を展示して、説明する場面も見られました。

最後に、和歌山大学システム工学部の養父志乃夫教授が総括をされ、参加者は感想を述べ合い、有意義な時間を過ごされたようでした。