ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

環境研修を実施しました

 

 

中学校1年生166名と希望された保護者の方々を対象に環境研修を行いました。
里山での体験研修に先立って「学ぼう 発見しよう 里山づくり」をテーマに、和歌山大学システム工学部の養父志乃夫教授の講義を受講しました。その後の研修には本校の卒業生でつくる「里山支援チーム」の学生や日本ビオトープ管理士会会員など約50人がスタッフとして参加して下さり、約12万㎡の敷地内にある豊かな自然の中を5グループに分かれて研修を行いました。

A組・第1グループは新校舎裏山で自然環境のサイクル「里山の営み」を学びました。裏山には、ニホンハッカやドクダミ、シシトウなどの植物、クワガタやカブトムシなどの昆虫が発見できました。他にも「これは何と言う植物ですか?食べられますか?」など生徒からの質問が絶えず、自ら学び自然に興味を持ったようでした。

B組・第2グループは「里山再生」。椎茸を栽培している森の教室付近でリース作りをしました。自然の中にあるものを利用し新たな物を作る中で、生きる技や生きる力を知り、自然循環を学びました。

C組・第3グループは大グラウンド周辺水路で「環境修復」をしました。コンクリートの水路に土嚢を積み水の流れに障害を作ることにより、土が溜まり川干ができ、植物や水生生物が住みやすい環境を作ります。この川干作りで本校の水路に生息している約50匹のホタルがもっと増えることが期待されます。

D組・第4グループはアーチェリー場から沢つたいに里山に入り上流の滝まで「水の流れを」見て歩きました。この山はあまり整備されていなく、自然の姿を残し絶滅危惧種の植物なども見られます。また棚田跡が上流まで続き古人の暮らしが想像することもできました。生徒からは「見たことの無い植物など新たな発見がありました。自然環境についてもっと知りたくなりました」という声が聞けました。

保護者、招待団体・第5グループも里山に入り、棚田や上流学校林、森の教室などの施設を順次見学されました。

どのグループも楽しく学び、自然のすばらしさを知り、興味をもったようでした。

同日、午後からは第1回日本ビオトープ学会が行われました。