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羽中田昌氏による人権講演会を開きました

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奈良からJリーグ入りを目指す、奈良クラブトップチーム監督 羽中田 昌氏に講演いただきました。
『サッカーからの贈り物』と題し、森本重和校長による紹介で登場いただいた羽中田氏は、小学校3年生でサッカーと出会います。「サッカーばかりをしていた」と本人が話すように、幼少から実力を発揮し、山梨県立韮崎高等学校の頃には全国大会で準優勝する程の選手へと成長しました。

しかし、高校卒業後に起きたバイク事故による後遺症で下半身不随となり、選手としての将来を完全に絶たれます。一度はサッカーと離れ、山梨県庁に務めますが、世界で通用するサッカーの指導者への夢を抱き、スペインはバルセロナへの留学を決意します。

スペインでの人との出会いはもちろん、場所との出会いが心の支えになったという羽中田氏は「サグラダ・ファミリアやコロンブスの塔、カンプノウスタジアムを見上げてばかりいた」と話したうえで「見上げ続けることで、夢をあきらめなかった」と自身が感じたスペインの魅力についても教えて下さいました。

終始、スクリーンには思い出の写真が映し出され、余談では奥さんとの貴重なエピソードも披露いただきました。途中、学生たちに出されたヨーロッパの地理クイズでは、解答した3名の生徒に奈良クラブのステッカーがプレゼントされました。

スペインからの帰国後は、指導者・解説者そしてエッセイストとしての実績を重ね、奈良クラブトップチーム監督として活躍される現在に至ります。最後に、羽中田氏から「目標を持ち、夢を見上げ、焦らず恐れず、人生をゆっくり歩いて下さい」とメッセージをいただき、生徒会長の吉原朋紀君から御礼の花束を贈呈し講演会を終了しました。