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中学3年生を対象とした特別講座「法学教室」を実施しました

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裁判員制度体験特別講座「第5回法学教室」を25日から27日までの3日間の日程で行い、中学3年生が受講しました。

この特別講座は、検察官や弁護士の役割、裁判員裁判制度を学ぶことで、司法に関わる仕事に興味を持ってほしいと毎年実施しており、本校の卒業生で弁護士の、宮坂光行氏(11期)、高橋和宏氏(11期)、中西伸之氏(12期)、松井和弘氏(15期)にお越しいただきました。

今回は、「裁判員制度を体験しよう!」をテーマに、第1日目は裁判員制度のしくみを学んだ後、今回の裁判事案に関するDVD「強盗致傷事案」の概要を視聴しました。そして、2日目3日目には20人ずつのグループに分かれて、今回の事案について起訴状や実況見分調書、供述調書などの参考資料を元に評議を重ねました。

評議は、検察官の考えた傷害事実、強盗事実は正しいかどうかを軸に、「いつお金を取ろうと考えたのか」、「強盗なのか、恐喝なのか」といった被疑者や被害者の心理に踏み込んだ議論が繰り広げられました。そして各自がYesやNoで考えを述べたあと、「なぜそう思ったのか」を発表する形で行われました。
最後は、評議の結論から被告に対する量刑が話し合われ、執行猶予が必要かどうかなど、被告の将来を見据えて決定。体育館に全員が集合し、決定した量刑を報告しました。

今回の模擬裁判を経て、講師各氏からは「犯罪事実の認定は難しいものだが、非常に良く考え、バランスの良い判決だった」という評価をいただきました。

最後に卒業生としての立場から、弁護士を目指すことになったきっかけや、司法試験のための勉強方法などが紹介され、「自分の好きなことを見つけること。そして自分の考えを持って伝えられる人になってください」と、アドバイスをいただき、講座を終了しました。