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第3回SS公開講座「ヨット世界一周航海から見る世界の環境」を開催しました

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本校生徒および保護者を対象に、第3回SS公開講座をNGプラザ大教室で開催しました。今回は、株式会社シー・テクニコ(沖縄県八重山郡)代表取締役社長兼、NPO法人石西礁湖サンゴ礁基金(同県石垣市)副理事長の前田博氏を講師にお招きして、「ヨット世界一周航海から見る世界の環境」という演題で講演していただきました。

前田氏は、大学時代に全日本学生ヨット選手権大会優勝や世界選手権出場を果たした経験などをお持ちで、2009年から1年10か月かけて、海外27カ国62寄港地をめぐる世界一周夢航海を果たしたヨット『八重山(やいま)号』の船長をされています。

前半は、『八重山号』の乗組員や長期にわたる船内生活の様子などを紹介されながら、風上にも進むことができるヨットの仕組み(「セーリングヨットの力学」他)、また、他船との衝突を避けるための航海備品(GPSなどの航海計器、電子海図他)など、ヨットに関する基礎知識を解説されました。

その後、3次元(3D)地図ソフトウェア『Google Earth』を使用され、世界周航航跡をたどりながら、各寄港地で発見したこと、想定外の困難や想像を超えた感動、世界の自然環境、世界一周を終えて改めて見つめ直した日本の「今」などを伝えられました。

後半は、自身の「サンゴ礁保全活動」や「赤土流出に関する取り組み」などを紹介し、サンゴ礁の海と人間が末永く共存していけるアイデアを聞かせてほしいと問いかけられました。

講演の中で前田氏は、未来を担う学生へ届けたいと「今ある当たり前の幸せに感謝する気持ちを忘れないでほしい」「リスクを受け入れながら自分の楽しみを見つけてください。それが好奇心と行動力につながり、夢実現への力となります」など、冒険家らしいたくさんのメッセージを伝えられました。

今回は、今年7月に八重山諸島で前田先生のもと、SS国内研修を受けた高校2年生4人が、お礼を伝えて奈良のお土産をお渡ししました。その一人である向当遼太郎くんは、「行動力や発想力が自分と次元が違うと感じました。研修の時も、ニュースを聞いているだけではなく自分の目で確認することの大切さを学びました。先生から今もらった宿題の答えは、2番『夢を達成できるか不安で疑問だ』を選びます。達成できるかわからないからこそ夢で、だからこそ夢の実現に挑戦したいです」と話していました。