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SSH第2回奈良学塾「小学生科学実験教室~かたくてとろけるチョコレートの科学~」を開催

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SSH事業の一環として、第一科学教室で、今年度第2回目となる奈良学塾「小学生科学実験教室」を開催。参加した奈良県内の小学生とその保護者17組54名が、いろいろな科学実験を体験しながら、「チョコレートの不思議」について学びました。

今回の講師は、独立行政法人科学技術振興機構(略称JST)が認定する「サイエンスレンジャー」として、全国各地での理科実験イベントやメディア(出演テレビ番組:『かがくdeムチャミタス(テレビ大阪、奈良テレビはじめ7局)』他)でも活躍中の本校の工藤博幸教諭です。また、本校科学部の中学・高校の生徒8人がティーチング・アシスタント(TA)を務めました。

『かたいのにとろける』という相反する二つの性質を持つチョコレート。その原因は、ココアバターという油脂です。最初に工藤教諭が、『チョコレートに関するいろは』を解説した後、全員でチョコレートの成分『ココアバター(油脂)』と『ココア(絞り粕)』の、においをかいだり味わったりしながら観察しました。

そして、実験開始です。この二つの成分を混ぜ合わせて、原料からチョコレートを作りました。

「ココアバターをマーガリン(植物油)やラード(動物性油)に変えてみるとどうなるの?」「ポテトスナックとココアバターを組み合わせると?」などなど、子どもたちは、楽しい実験やクイズを次々と解き進んでいきます。

最後は、バターができる仕組みを調べる実験です。生クリーム(乳脂肪分45%以上)をペットボトルに入れて振り続けるだけで、バターが出来ました。色が白から黄色へ、固体となり、固体と液体に分かれていくその変化に、会場は驚きと感動に包まれました。

参加した小学6年の男児から「チョコレートに白い油が含まれていたことに一番驚きました。予想外の実験結果が出るので、科学はおもしろいです」、また、二人のお子さまと一緒に参加された保護者の方から「子どもに『理科って何?』と聞かれても答えられなかったので参加しました。毎回、貴重な体験をありがとうございます」などの感想をいただきました。