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SS基礎学外サイエンス学習 関西光科学研究所

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 2月13日(木)の午後,高校1年生78名が,独立行政法人 日本原子力開発機構 関西光科学研究所(木津地区)でSS基礎学外サイエンス学習を行いました。

 まず,DVDの視聴を通して関西光科学研究所の木津地区と播磨地区の施設と研究分野の概要について学習しました。DVDでは,レーザーとは何か,その特徴や性質についても学ぶことができました。

 その後,研究員の加道雅孝先生に実験棟の見学をさせて頂き,木津地区にはどのような実験装置があり,どのような研究が行われているのかをDVDよりもさらに詳しく学ぶことができました。生徒達は,見学用の窓を通して見える実験装置群に興味津々の表情を示していました。そして,加道先生から,30フェムト秒(100兆分の3秒)という非常に短い時間に300兆ワットもの大出力を誇る「高強度レーザー装置」や,X線レーザーを用いた顕微鏡の開発・研究,がんの治療に有効な「重粒子線治療機器」のコンパクト化に向けた研究などについて説明を受け,生徒達はレーザー技術の応用面や有用性に興味・関心を深めることができました。

 見学の後,生徒達は不要になったCDを用いた「分光器」の製作をしました。研究所オリジナルの設計で,手軽に光を分光できることに感動しました。蛍光灯の光は,実はいろいろな色の光の集まりであることを体験的に学ぶことができました。

 最後に,研究所に併設されている科学館「きっづ光科学館ふぉとん」を自由見学させて頂きました。そこでは,光の基本的な性質から最先端の光利用技術まで,光の不思議さに触れながら楽しく学ぶことができました。