ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

第1回奈良学塾「里山の森を育てるクラブ―入門編―」を行いました

  • 第1回奈良学塾「里山の森を育てるクラブ―入門編―」を行いました
  • 第1回奈良学塾「里山の森を育てるクラブ―入門編―」を行いました
  • 第1回奈良学塾「里山の森を育てるクラブ―入門編―」を行いました
  • 第1回奈良学塾「里山の森を育てるクラブ―入門編―」を行いました

7月26日(土)の13:30より、平成26年度SSH事業第1回奈良学塾「里山の森を育てるクラブ」を開催し、県内20組の小学生とその保護者の方々に校内の里山で昆虫採集をしていただきました。この事業は、奈良県が取り組んでいる「山と森林の月間」イベントの一環として実施しているもので、今年で5年目となりました。

参加者は、補虫網や虫カゴを手に7グループに分かれ、本校卒業生による「里山支援チーム」と一緒に里山探検に出発しました。

連日35℃を超える猛暑が続く中、昆虫を見つけることができるかどうか心配でしたが、里山支援チームと本校科学部生物班の生徒たちのアシストでたくさんの昆虫を採集することができました。
最初は補虫網の扱いに苦戦していた子どもたちも、慣れてくると上手に虫をカゴへ移すことができるようになり、「夏休みの間に虫採り名人になるねん」と、張り切って里山を駆け回っていました。
途中、和歌山大学大学院生で虫博士の古山暁さんから、トンボの雌雄の見分け方やカエルの生態を教わり、保護者の方も感心した様子で観察していました。

教室に戻って休憩の後、和歌山大学システム工学部の養父志乃夫教授や古山さんから、採集した虫の名前や特徴、生態を教わりました。
採集した昆虫は、サトキマダラヒカゲやツマグロヒョウモンなどのチョウの仲間、ヤブヤンマ、オオシオカラトンボ、チョウトンボなどのトンボの仲間、そしてウバタマムシやオオフシゴミムシダマシなどの甲虫の仲間、バッタの仲間ではショウリョウバッタやツマグロイナゴモドキなど約40種でした。この他にも大きなトノサマガエルを捕まえた小学生もいました。

残念なことにこの暑さで、カブトムシやクワガタにはなかなか遭遇できませんでしたが、里山支援チームのメンバーが事前に採集していたカブトムシやクワガタを、子どもたちにプレゼントしました。「どれにしよう...」とうれしそうに、黒く輝くカブトムシたちを持ち帰っていました。

虫好きの息子さんと一緒に参加された保護者の方は、「学校内のすばらしい自然を一般に開放していただいて本当にありがたいです」と話し、また「日ごろは子どもに質問されても答えられず困っていますが、専門家の方から説明していただいて子どもも親も大満足です」と、親子で楽しんでいただいたようで、アンケートの記入後16:45に解散しました。