ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

県立橿原考古学研究所で研修

  • 県立橿原考古学研究所で研修
  • 県立橿原考古学研究所で研修

9月9日(火)と11日(木)の2日間、高校1年生生徒79名が2学期最初の学外サイエンス学習に臨みました。

橿原市にある県立橿原考古学研修所を訪れ、文化財の保存科学に関する講義「考古学を科学する」を主任研究員の奥山誠義先生から受けました。

その後、総括研究員の吉村和昭先生による研究所見学を行い、最後はお二人の先生と共に附属博物館に移動し、実際の展示物を前にしてお話を伺いました。

生徒達は、県内の池から出土した1,000年以上前の木材(スギ)を実際に触らせていただいて、そのプヨプヨになった様子を観察したり、最新の科学研究の成果が文化財の保存に役立っていることに驚き、普段は入ることのできない研究所内の施設を見せていただく
こともできて、大変勉強になった様子でした。

最後は博物館に展示された遺物を前にして、保存科学の成果を確認しながら、先生方を質問攻めにしていました。

一般的には人文科学に属する考古学ですが、そこにはサイエンスの成果がふんだんに盛り込まれており、文理の境界を越えた現場のコラボレーションを知ることができました。

高校2年次の文理コース選択を控え、いずれのコースを選択しても、幅広い知識の積み重ねが必要なことに生徒達は気づいたのではないかと思います。