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「人権映画鑑賞会」(中学)を開催

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9月30日に、中学生の「人権映画鑑賞会」を行い、2013年にアメリカで制作された野球映画『42 ~世界を変えた男~』を鑑賞しました。

この作品は、1947年に黒人初のメジャーリーガーとなった英雄、ジャッキー・ロビンソンの伝記映画です。白人選手のみだった当時のメジャーリーグ界で、偏見や差別を受けてもやり返さず前進していくジャッキーの勇気ある姿に、チームメイトやファンの心が次第にひとつになる様子が描かれていました。

クライマックスで、ジャッキーの背番号「42」が全球団で永久欠番とされ、現在でも彼が初出場した4月15日には選手が皆「42」のユニフォームを身に着けて彼の勇気をたたえるというシーンが流れると、会場から大きな拍手が起こりました。

鑑賞後は、各教室に戻って感想文を書きました。生徒からは「野球やバスケットボールなど、今では黒人が大勢活躍しているスポーツ界に人種差別があったことは知っていましたが、実際に映像で目にすると、頭で理解していた以上の衝撃を受けました」
「相手チームの監督からどれだけひどい野次を飛ばされても、大好きな野球をするという一心で打席に立つ強さに感動しました」といった声が聞かれ、生徒たちはそれぞれに人種差別への理解や、真の強さとは何かを考えるきっかけとなったようでした。