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府立環境農林水産総合研究所 水産技術センターで研修

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9月30日(火)に大阪府岬町の海岸沿いにある水産技術センターで、高校1年生57名が参加して、学外学習を行いました。

今回は、センター研究員の鍋島靖信先生に「水産技術センターの役割―環境・漁業・生物多様性―」というテーマでお話をしていただきました。

まず、センターで取り組まれている、大阪湾の環境保全・改善や、水産資源の管理などについてのお話がありました。
赤潮や青潮の説明や、温暖化による海水温上昇の影響について説明を受けました。

また、行政が計画した海岸整備が、実際には魚などの生き物にとって役に立っていない現状、海底の地形と水の流れについて、アナゴの漁獲量の変化から分かること、などの興味深いお話がありました。
さらに、今年撮影されたマダコの孵化の様子も見せていただきました。

講義の後は、栽培センターの施設見学です。まだ小さいマコガレイやオニオコゼの飼育水槽など、現場での初期養殖の様子を見せていただきました。
また、クロアナゴ、マナマコ、イトマキヒトデ、クサフグなどの海の生き物にも実際に触れさせていただき、とても充実した研修をすることができました。