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平成26年度奈良学園高等学校SSH研究発表会を開催しました

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文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH、平成24年度)の指定を受けている本校は2月21日(土)、奈良県文化会館小ホールで「平成26年度奈良学園高等学校SSH研究発表会」を開催し、基調講演と生徒の研究発表及び研修報告の2部構成で3年目の活動を報告しました。

基調講演では、「君にもチャンスはある! ―地層研究と地学教育研究:二足のワラジを履いて―」のテーマで、大阪教育大学教員養成課程の廣木義久教授にご講演いただきました。廣木教授は自身の研究内容と論文を通して、新しく普遍性のあるアイデアを出す"サイエンス"ならではの視点を生徒に伝えてくださいました。そして、研究には様々な分野があり、いろいろな人との出会いの中にチャンスが隠れていることや、相対性理論を発見したアインシュタインと同じ脳ではアインシュタインを超えることはできないことなどを話されて、「君だからこそできることはある。君でなくてはできないことがある。既知の科学世界の外には無限の未知の世界が広がる。だから『君にもチャンスはある』」とエールを送ってくださいました。

生徒による研究発表では、高校2年生理系の2グループが「植物の成長に対する糖の吸収の影響」と「水一尺のレジリエンス~歴史都市・大和郡山の水田と金魚池の関係から未来を創る~」を、SS研究チームの2グループは「学校林に生息するニホンアカガエルの生態学的研究Ⅱ」と「福島市内における放射線の現況について―外部被曝と内部被曝の両側面から―」をテーマに、計4グループが各研究の成果を発表しました。また、SSH系生徒が「SSHベトナム海外サイエンス研修」の報告を行い、さらに、SSHのOB組織「矢田の丘里山支援チーム」がチーム活動について紹介しました。

最後に、独立行政法人科学技術振興機構理数学習推進部(先端学習グループ)の塩澤幸雄主任調査員から「今の高校生が担う次世代で科学系イノベーションが起こせるように、様々な分野の話ができる仲間を作り、課題研究を通してめげない力、繰り返しチャレンジする力を養ってほしい」とご講評いただきました。

今年もご来賓をはじめ、SSH事業等に取り組む県内外の高等学校の先生方、本校のSSH事業にご尽力ご協力いただいている先生方にご来場いただき、感謝申し上げます。さらに、SSH事業の運営指導委員の先生方には、生徒の発表に対して貴重なアドバイスを多数いただき、重ねて御礼申し上げます。