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天体観測実習(大阪教育大)

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2月14日(土)、高Ⅰ・Ⅱの生徒20名が大阪教育大学柏原キャンパスへ伺い、松本桂先生に講師をお願いして、天体観測の実習を行いました。

最初に、「冬の星空で探る星の一生」というテーマで、ご講義をいただきました。星(恒星)が核融合反応によって輝くこと、その反応を持続できる期間が星の寿命であることをお教えいただきました。

続けて、太陽を例に、質量をもとに算出される生成可能な総エネルギー量と観測に基づき導かれる時間当たりの放射エネルギー量から、星の寿命が明らかになることを解説いただきました。

さらには、人間には観察不可能な悠久たる星の「一生」を、夜空に見える様々な「年齢」の星を手掛かりに理解するという手法を紹介いただき、暗黒星雲、主系列星・赤色巨星・白色矮星、さらには中性子星やブラックホールなどを取り上げて、星の一生が大きさによって異なる道筋をたどることを解説いただきました。

天体観測では、オリオン大星雲、プレアデス星団、ベテルギウスなどを観測し、星の「誕生」から「死」に至るまでのそれぞれ段階にある天体の様子を観察しました。

天体を科学的に捉える手法を学ぶとともに、日常世界とは遠く隔たった宇宙空間に思いをはせる機会となるご講義・実習でした。