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府立環境農林水産総合研究所で研修

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9月10日(木)、大阪府岬町の海岸沿いにある大阪府立環境農林水産総合研究所の水産技術センターで、高校1年生41名が参加して、学外学習を行いました。

14:30から、まず栽培センターの施設を見学しました。
クロダイやマコガレイ、そして商品価値の高いキジハタなどの飼育水槽を見学し、成長に伴う性転換のお話などを伺いました。

続いて、大水槽でのキジハタとヒラメの放流前の初期養殖の様子を見せていただきました。
最後に、マナマコ、ヒトデ、イトマキヒトデ、キメンガニなど海の生き物にも実際に触れさせていただき、充実したひと時を過ごしました。

後半は、センター研究員の鍋島靖信先生に「水産技術センターの役割―環境・漁業・生物多様性―」というテーマでお話をしていただきました。

導入は、センターで取り組まれている、大阪湾の環境保全や環境改善、水産資源管理などのお話でした。

次いで、赤潮や青潮の説明と、温暖化による海水温上昇の影響について説明を受けました。

また、行政が計画した海岸整備が、実際には魚などの生き物にとって役に立っていない現状、海底の地形と水の流れについて、アナゴの漁獲量の変化から分かること、魚類の外部形態から分かる食性や習性などの興味深いお話があり、一人一つずつツノガイの殻をいただいてセンターを後にしました。