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神戸大 海事科学部で研修

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9月29日(火)の午後、高校1年生69名が神戸大学海事科学部へ「SS基礎学外サイエンス学習」に行きました。

まず、宋先生から海事学部の説明を聞かせていただきました。日本に1つしかない海に関する総合的な研究をしている学部であり、卒業生は文系から理系まで幅広く社会で活躍していると聞かせていただきました。

そのあと、海洋安全システム科学科の橋本先生が「海事科学研究の社会的貢献」と題して模擬講義をしていただきました。資源に乏しい日本では、海上郵輸送が欠かせないことや、自然エネルギーなどの新たな海洋利用、海底資源の採掘など、これからの海事産業はますます発展していき、海事科学部で行われている研究がその発展に大きく貢献していることを学びました。

次に、卒業生の武田先輩から学生生活について説明してもらいました。研究、アルバイト、旅行、サークルなど充実した学生生活をお話しいただきました。また、受験勉強については定期テストの勉強の大切さを教えていただきました。

次に海事科学部で学んでいる3人のTAの方々の誘導で、3グループに分かれて「練習船深江丸の見学」「海事博物館の見学」「学生との懇談会」と3つの会場を回りました。そこでは多くの先生方やTAの方々が私たちを温かく迎えて下さいました。
懇談会では、「海事学部を希望した理由は何ですか?」、「大学でどのような研究してますか?」、「どのような大学生活ですか?」といった質問にていねいに答えて下さいました。

練習船「深江丸」では、TAの方々がまるで船内を探検するかのように私たちを案内して下さいました。そこではエンジンや燃料、機器類の説明、浸水や揺れに対する対策の他、寝室、食堂、トイレといった船内生活に必要な設備も見せていただきました。また、船内での生活について楽しい話を聞かせていただきました。

そして「海事博物館」では、海事に関する貴重な資料が数多く展示されていて、それらについて先生は私たちにていねいにわかりやすく説明して下さいました。江戸時代の菱垣廻船や樽廻船など船の構造やその歴史的な背景なども教わりました。海事の歴史、そして海事の未来について知見を広めることができました。

普段海を見ることはほとんどないので、とても楽しい研修でした。進路選択の中で、このような分野は意識していなかったので、とても良い経験になりました。いろいろな分野で社会貢献ができることがわかり、進路についてもっと研究してみようと思いました。