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演劇「少女剣士がゆく」鑑賞会を開催

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毎年、中学1年生から高校2年生までの生徒を対象に、様々な芸術分野で活躍されている方々を迎えて文化行事を行っています。今年度は「演劇鑑賞会」を開催いたしました。

演目は劇団如月舎の『少女剣士がゆく』です。劇団如月舎は1961年に大阪教育大学出身者で旗揚げされ1970年に株式会社化された歴史の古い劇団です。1972年と1973年に連続して大阪文化祭賞を受賞。現在も年間公園日数が約150日、上演回数は約200ステージ、年間観客数は約8万人と、関西における劇団の地位を不動のものとされています。

はじめに森本校長が「おそらく皆さんと同じような年代の人が出てきて、共感できるところがたくさんあると思います。演劇はライブ感を味わえて新鮮です。劇を通して、いろんなことを感じ取ってください」と挨拶しました。

『少女剣士がゆく』は誉田哲也作『武士道シックスティーン』(文藝春秋刊)を元にした作品。剣道とは、勝つことに尽きると信じてきた主人公が、市民大会でまさかの敗北を喫した相手を追いかけて彼女と同じ高校へ進学するところから始まります。

劇は約90分の上演となりました。ところどころに挿入歌として流れるウルフルズの曲が、青春エンターテイメントをより引き立ててくれます。主人公の香織と後に親友となる早苗、そして先輩たちや先生。そして香織と早苗の家族。みんな思いやりを持って支え合っています。

闘うということは他人と闘うことではなく、それは自分自身と闘うこと。そして自分は一人ではなく、みんなに支えられているということを成長の中で自覚していって欲しい。その様なメッセージが伝わってきました。

激しくぶつかり合う竹刀、ところどころに散りばめられた笑い。生徒たちは最初から最後まで集中して劇を楽しんでいました。

劇が終わり、生徒会長の河野遼太郎君が「自分も剣道部で共感できるところがたくさんあった」という感想とともにお礼の言葉を述べ、副会長の中谷実希さんが感謝の気持ちを込めて花束を贈呈しました。