ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

「ビオトープと里地里山研修会」SSH教員研修会

  • 「ビオトープと里地里山研修会」SSH教員研修会
  • 「ビオトープと里地里山研修会」SSH教員研修会
  • 「ビオトープと里地里山研修会」SSH教員研修会
  • 「ビオトープと里地里山研修会」SSH教員研修会

11月21日・22日の2日間、午前・午後の計4部にわたってスーパーサイエンスハイスクール交流会支援事業「学校ビオトーブの構築と里地里山環境教育実践研修会」を行いました。

この研修会はSSH事業の一つとして、京都大学の柴田昌三教授、和歌山大学の養父志乃夫教授、ビオトーブ1級施工管理士・太田博之氏らをお招きし、環境保全教育分野での本校の成果を他校の先生方と共有するのが目的です。
11月21日は学校ビオトーブ構築について。22日は里地里山環境保全について講義・実習が行われました。

22日の研修会では、最初に森本校長が「本校はスーパーサイエンスハイスクールに文科省から指定されています。生物分野を中心に取り組んでいますが、本日の講義・実習を通じまして、皆様方が何かを各校へ持ち帰ってくだされば幸いです」と挨拶しました。

京都大学・柴田教授は講義の中で、「里山は人間が生きていくために共生してきた自然です。共生によって様々な山の幸を我々は享受してきました。また、循環型の生活をすることで、里山を自ずと保全してきました。
しかしながら、現在、多くの里山が宅地化などで破壊されるか、放置されて荒廃しています。里地里山の再生は、豊かな生態系の再生を意味しています。また里山が単独であるのではなく、森と里(山)と海が生命の連関を成しています」と説明されました。

その後、本校「森の教室」にて学校環境保全整備の見学、講義、実習をしました。
貯水池から上流の棚田まで移動し、雑木林の整備や小川とため池の設計・施工・育成管理などについて、和歌山大学・養父教授等から説明がありました。

22日は、全国のSSH校を統括するJST(科学技術振興機構)からも主任調査員の宮﨑仁志先生が来て下さり、視察と指導助言をしてくださいました。この場を借りて、御礼申し上げます。