ニュース&トピックス

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「電気で実現!豊かな省エネ社会」(SS出前講座)

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12月15日(火)、本校の卒業生で、大阪大学大学院工学研究科の井渕貴章先生を講師にお迎えして、高校1年生対象の第5回SS出前講義「電気で実現!豊かな省エネ社会」を開催しました。

講義では、日常のあらゆるところで使用され必要不可欠である電気について、そのエネルギーの発生・変換・利用における電気の役割についての内容が繰り広げられました。

身近な事例から、車に関してハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、F1のエネルギー回生、鉄道車両に関する運動エネルギーの高効率利用、航空機に関するFly by wire。また、ロボット、エアコン、白熱電球、蛍光灯、LED、高周波誘導加熱、太陽光発電、風力発電、太陽電池、リチウムイオン二次電池、燃料電池、さらに、大阪に建つ「あべのハルカス」の最先端設備などから、エネルギーの変換について分かりやすく話してくださいました。

特に、電気の形(交流、直流、大きさ、周波数)を変換・調達する装置について、パワーエレクトロニクスによる省エネルギー高効率電力変換の必要性や役割を語られ、地球環境やエネルギー資源問題の解決、未来の豊かな社会づくりに電気がどのように貢献できるのか、といった内容が紹介されました。

そして、井渕先生は本校の先輩として生徒に、「皆さんは多分、目の前にある大学受験をクリアすることが目標だと思うし大事なことだけれど、今はその基礎を磨く時期です。いろいろなことに興味を持って、幅広く多くの知識を得て、深く考えようとする姿勢が重要です。大学入試は次の出発点に過ぎません。全力で取り組む経験をしてください」とエールを送ってくださいました。

最後に、生徒から「北欧のようにインフラが整っている水素エネルギーに興味があるが、なぜ日本では利用が進まないのか」「LEDに関して、青色発光ダイオードの研究がなぜ難しいのか」といった熱心な質問に丁寧に答えていただきました。