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「冬の星座で探る星の一生」講座(大阪教育大)

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2月13日(土)の夕刻から夜にかけて、大阪教育大学柏原キャンパスにお伺いして、天文学の講義を受講し、天文台の見学をさせていただきました。高校1年・2年の生徒35名が参加しました。

前半は、大阪教育大学准教授の松本桂先生から、恒星がたどる誕生から消滅までの過程について、ご講義をいただきました。
まずは、恒星と惑星の違いに始まり、核融合反応による恒星のエネルギー生成の仕組みや、恒星の寿命の算出方法などについてお話がありました。
さらに、星間ガスから生まれた恒星が主系列星から赤色巨星を経て、その後、それぞれの重さに応じて、白色矮星や中性子星、またはブラックホールへと変遷してゆく過程を解説していただきました。

一つの星の一生を追いかけることは我々には不可能であるが、宇宙には様々な進化段階の星が存在するため、それらを観測することで星の一生の全体像を知ることができるという、恒星の進化に関する研究手法をお教えいただきました。

当初の計画では、ご講義に続いて天体観測の予定でしたが、あいにくの雨天のため、後半は、天文台の施設見学と、宇宙空間を立体視できるシミュレーター「MITAKA」の体験をさせていただきました。

生徒たちからは質問が積極的に行われ、それに対して、松本先生から丁寧なお答えをいただきました。大学の施設をお借りして、大学での学問の一端に触れられたことは、生徒たちの天文学に対する興味は勿論のこと、大学での学問研究一般への関心が刺激される体験でした。