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京大研修会を実施しました

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 12月14日(水)、中学3年生と高校1年生84名が、京大研修会に参加しました。
 京都市左京区にある京都大学吉田キャンパスに到着すると、まず吉田南総合館北棟にある講義室へ移動。京都大学人文科学研究所准教授の藤原辰史先生による講演をお聞きしました。
 藤原先生は中学高校は受験勉強という与えられた問題を解く側だが、大学は学問、自分で問題を見つける側に立つという点で違いがあると述べられました。その後、自身の専門である農業技術史やドイツ現代史について解説されました。
 特にユダヤ人を600万人殺害したナチスが、有機農業に関心をいだき、家の残り物を全て鍋に入れて食べる「アイントップフ」をしている当時の写真を紹介され、こういった「歴史のパラドックスにおける問い」が自身のモチベーションになるということを紹介されました。貴重なお話の後、質疑応答の時間では、生徒から遺伝子組み換え食品の安全性に関する問題などについて質問の手が挙がり、わかりやすく解説をしてくださいました。

 その後、各班に分かれ、本校の卒業生と共に昼食。今回は30期~35期生9名の卒業生が案内役として、キャンパス内の各所を見学させていただきました。
 班によっては、先輩が所属する学部の講義を見せてもらえたり、馬術部で馬を見せてもらえたりした生徒もいました。京都大学に在学する先輩方と直接言葉を交わし、構内を散策しながら大学での研究や学生生活について話を聞くことができたのは、とても有意義でした。

 参加した生徒からは「先輩から学校での普段の授業を大切にすれば合格できるという話を聞き、がんばろうと思った」といった声が聞かれました。最先端の設備や研究現場に実際にふれることで、生徒たちも新鮮な刺激を得た様子でした。