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平成28年度 奈良学園高等学校SSH研究発表会を開催しました

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 なら100年会館中ホールにおいて「平成28年度 奈良学園高等学校SSH研究発表会」を開催しました。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校である本校では、今年も研究活動に意欲を燃やす生徒たちが、その成果や取り組みについて発表しました。

 今年は大阪教育大学の深澤優子准教授を講師に迎え、「理科の魅力を伝えられる先生を育てる ―大学生の物性研究と科学教育の体験―」という演題で基調講演をお願いしました。深澤先生はイオンビームを利用した物質の表面構造解析や医療利用に関する研究をされており、単調な実験でも研究結果を積み重ねると科学はおもしろくなる、というお話は、実際に研究に取り組む本校生徒にとっても大変意義深い内容でした。

 続く生徒研究発表では、SSH系とSS発展コースの高校2年生による発表が行われました。SSH系では「アルコール発酵」と「コダカラソウの成長を抑制する要因について」を、SS発展コースでは「地下水脈を求めて -地下探査IV-」と「校内に自生する希少ラン科植物2種の生態学的研究」について、それぞれが仮説をもとに実験結果から考察する、貴重な研究成果を披露しました。

 次に、SS発展コースの生徒による「SSHベトナム海外サイエンス研修」についての研修報告がありました。昨年12月に5泊6日の日程で行われた研修では、ハノイ大学やグエンシュ高校生徒とのグローバルな交流によって、様々な気づきを得た手ごたえを感じさせました。

 続いて本校SSH卒業生による生徒支援組織「矢田の丘里山支援チーム」の活動報告があり、最後に奈良県地域振興部 教育振興課の山口彰博主任主査より全体講評を賜り、滞りなく発表会を閉会しました。