ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

SS国内研修 大阪大学「太陽光発電に関する研修」研修を実施しました

  • SS国内研修 大阪大学「太陽光発電に関する研修」研修を実施しました
  • SS国内研修 大阪大学「太陽光発電に関する研修」研修を実施しました
  • SS国内研修 大阪大学「太陽光発電に関する研修」研修を実施しました

 8月3日(木)~8月5日(土)の3日間、大阪大学工学部にてSS国内研修が実施され、高校2年生1名、高校1年生2名の計3名が参加しました。
 3日間、大阪大学工学部の 伊瀬敏史先生、三浦友史先生、井渕貴章先生、劉佳先生のご指導により実習を行いました。
 1日目の午前は、太陽光電池の発電特性について井渕貴章先生から講義を受け、さらに実際に太陽光パネルを使いながら実験も行いました。そのための配線なども自分たちで考え、はんだ付けも体験しました。曇ったり晴れたりしていたので、うまくデータは取れませんでしたが、日照量、パネルの温度によって発電能力に違いがあることがわかりました。午後からは引き続き井渕先生による「パワーエレクトロニクスについて」の講義を受講しました。難しい講義内容でしたが、生徒も必死に食らいついていました。
 2日目の午前は三浦友史先生からChopperの役割について学びました。午後は引き続き三浦先生のご指導の下、Chopperのはたらき、MPPT制御の効果を調べる実験をしました。実際にパソコンを使わせていただきながら回路をつくり、シミュレーションを行っていく中で、理解を深めたようでした。先生は休憩中でもいろいろな質問に丁寧に答えてくださり、パワーエレクトニクスだけでなく、超伝導などについても教わりました。
 3日目は伊瀬敏史先生、劉佳先生のご指導の下、模擬実験装置による太陽光発電装置の動作実験を行ないました。実際に回路をつなぐお手伝いをし、太陽光で最大の電力を得るポイントはどこなのかということを探る実験は、まさに3日間の勉強の集大成となるものでした。午後は伊瀬敏史先生から、電気の現状や今後についての総合的な講義をいただき、3日間の研修を終えました。
 この3日間、たくさんの大学の先生や大学院生が丁寧に指導してくださいました。難しい内容もありましたが、実験などを通して理解を深め、作業もやり通すことができました。電気の仕組みや重要性、今後の課題などを深く考察したことは有意義なことだったと思います。また、実際に大学の研究室に入ることで、「大学」とはどういう場所なのかということについても見識を得ることができ、生徒たちにとって非常に貴重な経験となりました。