９月２６日（火）、第１体育館にて２０１２年にフランス国内で記録的なヒットとなったアントゥーシャブル(邦題：最強のふたり)を鑑賞しました。
　実話に基づいたストーリーとなっており、お金持ちの四肢麻痺の障害者フィリップの世話係として、スラム街の若者ドリスが働くところにスポットを当てた内容になっています。少し偏屈な雇い主フィリップに対し、障害者だからと遠慮せず、一人の人間として接するドリスの持ち前の明るさとユーモアがフィリップの心をときほぐします。
　単なる人情物語ではなく、富裕層と貧困層の二極化した現実も描いており、日常では交わらない二人がお互いの世界に立ち入ることで、お互いの人生で体験したことのない刺激的な毎日を過ごし、やがてかけがえのない友になったというストーリーで、普段は日本映画やハリウッド映画に慣れている生徒達にとってフランス映画は新鮮で心に残ったのではないでしょうか。