ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

第4回SS 出前講義 「炭酸塩鉱物の地球化学」を開催しました

  • 第4回SS 出前講義 「炭酸塩鉱物の地球化学」を開催しました
  • 第4回SS 出前講義 「炭酸塩鉱物の地球化学」を開催しました
  • 第4回SS 出前講義 「炭酸塩鉱物の地球化学」を開催しました
  • 第4回SS 出前講義 「炭酸塩鉱物の地球化学」を開催しました

 11月21日、第4回SS出前講義 「炭酸塩鉱物の地球化学」を開催し、大阪教育大学 堀真子准教授をお迎えしました。
 はじめに、松尾校長より堀先生のご紹介がありました。
 地球化学についての概要の説明ののち、「陸上炭酸塩(鍾乳石や鉱物)」、「生物起源炭酸塩(サンゴ礁や有孔虫)」、近年研究されている「温泉堆積物」と項目を分けて講義が行われました。先生は「地球化学とは地球上で起きる様々な現象に対してどのように変化をしたのかを研究する学問です。地球は不可逆(その状態に変化したら、元の状態に戻らないこと)な変化をしていますので、過去を遡ることで様々な情報を読み解くことができます。」と仰られました。
 先生の専門分野は地学ですが、地層や化石などに見られる縞模様の研究は「縞々(しましま)学」とも呼ばれており、先生が大好きな縞々を求め、中国や日本の各地の断層スポットに行った時の写真をスライドで見せていただきました。様々な鉱物を顕微鏡で見せていただき、私たちにも縞々学の魅力が十分に伝わったかと思います。2017年9月にネイチャー(総合学術雑誌)に共著の論文が掲載されており、澄川教諭より、大学院を出て10年でネイチャーに掲載されるという異例のスピードと研究成果の凄さを生徒の皆さんに伝えました。お忙しい中、貴重なお時間をいただき研究成果のご教授頂きました感謝の意を伝え、講義は終了しました。