ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

SSHベトナム海外サイエンス研修4日目

  • SSHベトナム海外サイエンス研修4日目
  • SSHベトナム海外サイエンス研修4日目
  • SSHベトナム海外サイエンス研修4日目
  • SSHベトナム海外サイエンス研修4日目

本日は2班に分かれての班別研修の日です。
 A班は生徒7名と教員2名、講師1名の10名で、ハノイ工科大学へ向かいました。交流式の後、大学の先生から英語講義を受講しました。
(1) ベトナムの動植物について 講師:MS.Nguyen Chung 先生、
(2) ハノイの遺跡について    講師:MS.Hoang Yen 先生
(3) 環境科学研究所について  講師:Mr.Nghiem Dung 先生で、
 コーディネーターは Lan 前学長先生で、一生懸命聴き取りをし、いくつかの質問もすることができました。
 その後が、私達の英語研究発表です。参加した大学生は10名でたくさん質問をしていただきました。
 昨日よりはうまく受け答えができたのではないかと思っています。最後にレストランLe Tonkinで昼食会を開き、先生方や学生さん達と気楽に話を続けることができました。続いて、15:30からはベトナム教育訓練省を表敬訪問し、国際交流ご担当のMS.Lyさんとの懇談をお願いしました。ところが、6年間お世話になってきたLyさんが体調不良で欠席され、別の担当官の方が対応してくださいました。私達の質問にもていねいにご対応いただきました。Lyさんのご病状が気にかかります。
 B班は、生徒5名と教員2名で、片道車で3時間かけて、タイビン省のホン河河口マングローブ林を尋ねて、フィールドワークと付近の養魚場での実習を行いました。まずはじめに、ベトナム戦争の枯れ葉剤によって壊滅したマングローブ林が再生している様子と、その生態系における意義を学びました。実際に現地に行ってみて、ホン河河口の広大さを知ることができたことと、フィールドワークの最後に南シナ海が見えたときの感動は忘れられません。続いて、養魚場で飼育されている魚を使った鍋料理を昼食にいただき、養魚場での水質検査と養魚の計測を行いました。エビ養殖場や養魚場が増えることで、せっかく再生したマングローブ林が伐採されてしまうという矛盾、さらに、その養殖エビが日本の食卓を支えているというジレンマを知り、頭を抱えてしまいました。
 このように、目的の異なる2つの研修でしたが、どちらもベトナムへ来てみなければできない研修です。
 どちらの斑も本当に多くを学ぶことができた一日でした。明日は、いよいよ現地での最終日。ドゥンラム村での家屋調査研修です。最後まで健康に気をつけて、全員で残りのミッションをこなしていきたいと思います。