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桂福点さんによる人権講演会

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 6月12日(火)、第1体育館で、高校生を対象とした「人権講演会」を開催しました。毎年恒例の行事で、今回は全盲の落語家・桂福点さんに、講演と創作落語を披露していただきました。
 講演は、福点さんの来歴や仕事、障害に関する実体験を赤裸々に語っていただきました。生後まもない時期から視力のトラブルを抱え、手術を繰り返したにもかかわらず、中学生の頃には両目を失明されましたが、その後、芸大に進学して音楽療法を学び、落語家として活躍する今に至ったそうです。障害が原因でいじめられたことや、自殺を考えた時期があったことなど、悲しい話も出ましたが、深刻になりすぎず、ユーモアを交えて話す福点さんの話術に、生徒たちは釘付けでした。そして、後半は【メール】という現代的な文化を題材にした福点さんの創作落語です。目が見えない人でもパソコンの音声の読み上げ機能を利用してメールを打てます。しかし、変換間違いが思わぬ誤解につながる話で、楽しいオチで生徒たちは終始、笑いっぱなしでした。自分が同じ立場でなくても、相手の立場を理解しようという気持ちが大切だと今日の講演が教えてくれました。