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京大研修会を実施しました

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 12月12日(水)、中学3年生と高校1年生94名が、京大研修会に参加しました。
 京都市左京区にある京都大学吉田キャンパスに到着すると、まず基礎物理学研究所にあるパナソニックホールへ移動しました。
 午前中は、京都大学基礎物理学研究所特定准教授の木内建太先生によるご講演と、京都大学理学部湯川研究室助手であり、愛知大学名誉教授の坂東昌子先生のご講演をお聞きしました。
 まずはじめに、木内建太先生から「スーパーコンピュータで探る連星中性子星合体と重力波」というテーマでご講演をいただきました。馴染みの少ない言葉「スーパーコンピュータ」「連星中性子星」「重力波」について、私たちの生活に身近な位置情報システムであるGPSを例にとって解説をしてくださいました。アインシュタインの「一般相対性理論」を例に、基礎物理学の研究が日常生活にどう役立つのかについて、生徒達も理解することができました。
 次に日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹先生と共に研究活動を行い、日本では女性の物理学者として草分け的存在である同大学基礎物理学研究所、坂東昌子先生に「人生の豊かさ"女性と科学"」をテーマにご講演をいただきました。
ご講演では、女性はマルチな思考ができるため、男性とは違ったアプローチで科学の真理の追求ができる。研究だけではなく、あらゆる分野について考えていくことができるというお話もいただきました。
 その後、各班に分かれ、本校の卒業生と共に昼食。今回は35期から37期、11名の卒業生が、京都大学の構内を案内してくれました。班によっては、先輩が所属する学部の講義を見せてもらえたり、研究室を見せてもらえたりした生徒もいました。京都大学に在学する先輩方と直接言葉を交わし、構内を散策しながら大学での研究や学生生活について話を聞くことができ、とても有意義でした。
 最後に、理学部の講義室をお借りし、卒業生との交歓会を実施しました。先輩方から普段の授業の受け方や、受験勉強で苦手科目をどのように克服したかといったエピソードが数多く聞かれ、生徒は新鮮な刺激を得た様子でした。