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第38回卒業証書授与式を挙行

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 1月30日(水)、第38回「奈良学園高等学校卒業証書授与式」を挙行しました。卒業生184名(38期生)は、松尾孝司校長から一人ひとり卒業証書を受け取り、次のステージに向け決意も新たに学び舎を巣立ちました。それに引き続き、皆勤賞、成績優秀者に授与される至誠力行賞や私立中学高等学校連合会会長賞が授与されました。

 松尾校長は式辞で、「まずリベラル(liberal)という言葉について「リベラルという言葉からは『自由主義』という日本語が思い起こされると思います。ところが、辞書を見ると『気前のいい』や『寛大な』という意味があります。自由を大切にしながら、自分の能力を惜しみなく他の人たちのために役立てようとする「気前の良さ」や、他者の意図や気持ちを思いやる「寛容さ」を持つことが必要です」と伝えました。
また、人との出会いの大切さについて「毎日、誰かと出会っています。高等学校卒業後は、もっとたくさんの人との出会いが待っています。同じ人と何度出会いを重ねても、この出会いこそが『一期一会』なのだと思うようにしましょう。出会いはみなさんの人生を潤わせ成長させてくれるに違いありません」とエールを送りました。
 その後、伊瀨敏史理事長、育友会長、同窓会長からあたたかい祝辞をいただきました。

 続いて在校生を代表して、前生徒会長、井田茉莉花さんから「先輩方は私たちにとっての目標であり、憧れの存在であり、そして何よりも心の支えでした。これからは私たちが先輩方が育ててきた伝統をしっかりと受け継いでいきたいです」と送辞がありました。また卒業生を代表して、中谷美希さんから「私たちは奈良学園で、たくさんの素晴らしい思い出をつくることができました。そしてそれを思い出としてではなく、これから生きるためのヒントとして活かしていきます」と答辞を述べました。

 最後に『蛍の光』を斉唱したあと、閉式の辞の直後に卒業生から「ちょっと待った!」の声が上がり、お世話になった先生の名前を呼び、みんなから感謝の言葉が述べられました。
「先生、大好きでした」「また逢いたいです」「心からありがとうございました」の言葉に、涙を禁じ得ない先生もいました。

 卒業生たちは全員で先生方や保護者の皆様に深々と頭を下げ、次の人生に向かって体育館から退場していきました。