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学外サイエンス学習で橿原市昆虫館へ行きました

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 1月17日(木)の午後、高校1年生17名が橿原市昆虫館でのSS基礎「学外サイエンス学習」を行いました。
 副館長をしておられる中谷康弘先生に館内をご案内いただきながら、一つひとつの展示について説明をしていただきました。また大温室では、たくさんの蝶が飛び交う様を見ることができました。温室の天井は高く、植物はもとより小さな滝やエサ場なども工夫されていて、蝶の生活を最優先につくられていることが実感できました。いろいろな蝶について、実際に手にとって具体的に説明していただき、特に沖縄県以南にしか分布しないオオゴマダラについて詳しくお話いただきました。バックヤードの見学では、ヘラクレスオオカブトの成虫と巨大な幼虫を直接手にとって観察させていただきました。その大きさに触れ、生徒一同歓声をあげていました。
 館内見学のあと、エサ替え飼育実習を体験させていただきました。チョウの幼虫に触れるのが苦手という生徒もいましたが、中谷先生のご指導により、幼虫に親しみをもつようになると、ほとんどの生徒が幼虫に触れることができるようになりました。食草のホウライカガミという植物の葉を交換する際は、濡れている葉の表面と裏面を丁寧に拭き取る必要があることを学びました。これは、蝶が雑菌などに感染することを防ぐために必要な処理とのことでした。あらためて、生き物をあつかうことの難しさを知りました。また、幼虫の体調管理の目安が糞の状態で判ることも知りました。健康体はコロコロした糞であるのに対し、下痢状であれば要注意とのことでした。ホウライカガミは昆虫館内の温室でも栽培しているのですが、生育が不十分なこともあり、定期的に石垣島から空輸もしているとのことでした。
 普段は立ち入れないバックヤードの見学という、貴重な体験をさせていただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。