ニュース&トピックス

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第2回環境研修(中1)を実施

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 2月22日(金)、中学校1年生の第2回環境研修を行いました。今回も講師に和歌山大学・システム工学部の養父志乃夫教授をお迎えし、TA(ティーチングアシスタント)としてSS発展コースの先輩や本校の卒業生がサポートにあたりました。
 まず最初に、養父先生から、森・里・海がお互いにつながっている自然と生命の循環について教えていただきました。「すでにこの季節に台風が発生しています。気づいている人もいるだろうけれど、確かに温暖化に伴う気候変動が急速に進んでいるようです。だからこそ、未来を担うみなさんが、地球全体のことを考え、環境における循環について考えてもらいたいのです」と養父先生からお話がありました。次に教室の前に立てかけられたシイタケを栽培するための2本の「ホダ木」を、生徒に2人がかりで持ち上げてもらいました。1本はまだシイタケが植菌される前の木。もう1本はシイタケが何本も生えている木です。持ち上げた生徒から「シイタケの生えた方は、すごく軽い!」と驚きの声が聞かれました。シイタケは成育していくために木の栄養や水分をどんどん吸収していくことで、ホダ木が軽くなっていくことを学びました。
 続いて、班ごとに分かれて野外での実践体験学習です。校内の里山「森の教室」で、1人1本の「MY(マイ)ホダ木」を選びます。ホダ木に自分の名前を記したプレートを打ち込み、木に開けられた穴にシイタケの形成菌カプセルを埋め込みました。形成菌から立派なシイタケに成長する数年後には、どれだけ木が軽くなっているのかを比較するため、事前に1本ずつ重量を計測し記録しました。遅くとも生徒たちが中学3年生になった頃には、おいしそうなシイタケを収穫することができるはずです。「鍋に入れたらおいしいかな」「私は焼いて食べてみたい」などと、2年後の食卓の話で盛り上がっていました。
 さらに、校内に設置されている風力発電施設を見学しました。風力発電は自転車の発電装置と同じく電磁誘導の仕組みで電気を発生させています。その仕組みや構造について、TAの先輩から教えてもらいました。生徒からは「風力発電している施設があることは知っていたけれど、今日の話を聞いて、エコな発電装置についてすごく興味がわいてきました」と話してくれました。